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叶わぬ願い

卓話

小松ロータリークラブ本日の卓話者は

石川県教育委員会 北野教育長 

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教育長と言えば、言わずと知れた県教委のトップ

専門性の高いことを聞きたいところではあるけど、会場の人たちは一般の方々なので、石川県の教育事情のことをお話しくださった。

卓話後、名刺交換した際に

「石川県の教育について色々聞きたいことがあるので、じっくり話せる時間を作ってくださいませんか?」とお願いしたが、お忙しいらしく返答は○×△☆♯♭●□▲★※(笑)

町の塾講師と県教委のトップではレベルが違い過ぎて時間をとってもらうのはなかなか難しいのかもね…

石川県教育委員会にお願いしたいこと

塾講師をやってて結構な時間を費やしてきたけど、未だに納得できないことも多々ある

できれば教育長や次長と話をさせてもらいたいところなのだが…

全日制高校の編入

今のシステムでは全日制の学校をやめると、高校に通いたいなら定時制または通信制のほぼ2択になる

でも、入ってからのミスマッチとかもあるので〇○高校から少し偏差値の易しい〇○高校に移りたい子や、逆に成績が群を抜いて上がってしまったので、ひとつハイレベルな〇○高校に移りたい子など

少数でいいので、学校に余裕があるなら転校や編入を認めてもらいたい。

ゲームばっかりやってて成績ダダ下がりでついていけないなら卒業時残念な結果になる可能性が高いからね(笑)

逆に開眼した子なんてどんどん伸ばしてあげれる環境を与えてあげたい

公立高校入試のリスニング音源の開示

実は実際に入試で使われた音源は受けた子以外誰も知らない

スピード感やリンキングの馴れ感など、実際に聞いてみないとレベルを知ることができない

たまに英語の平均点がやたらと低いときがあるけど、だいたいリスニングスピードが速くて聞き取れない時だ(笑)

各学校における合格判定時の内申点使用比率

これも実はブラックボックスになってて、細かいところは誰にもわからない。

部活や個性重視の学校もあるし、受験時の点数が判定のほどんどだったり、内申点反映比率は各学校でマチマチ

知ってる人だけが知っているので、これも開示をお願いしたい。

他県は結構オープンになってるのだが…

曖昧なままだと裏口や不条理な合否判定があってもわからないもんね

石川県内中学生の統一学力テストの実施

小中学生は市町村の管轄だからなのか、県内の中学生が同じ学力テストを受けることがない

定員割れの影響がそこまででもない県央地区と、定員割れが当たり前の能登と南加賀でどれだけ学力差があるのか知りたいところ

全国学力テストだと変な見栄とかでインチキするしね

南加賀における高校の統合と廃校

実は高校ひとつを失くすということは、県職員幹部の首がひとつ飛ぶレベルの大きなことなんだそうで、子供たちのために首を差し出す人はいないのが現実

小松高校の定員が減らないのは県職員に小松OBがたくさんいるから

でも定員割れが南加賀では当たり前になっている現実をもうそろそろ変えてもらいたいところ

大聖寺実業、加賀高校、小松明峰は廃校

実業系の3つの高校は統合して最新設備を整えた校舎に建て替え。(できれば5年かけてじっくり学べる高専化や商専化)

小松市立高校は小松大学附属となり、高大接続の最先端へ

南加賀の人口減少

少子化がとまらない現実に即した子供たちの学びの場をつくらないと、資金が潤沢で県教委のルールに縛られることく授業料無償化で大人気の私立高校に生徒をもっていかれまくってる現実を変えられない

子供たちは高校の先生の質とか在校生の質、卒業後の進学先など関係なく、”校舎がきれい”だとか、”全面人工芝”だとか、”県外からスポーツの才能のある子をっぱってきて部活が強い”だとか、そんなところで高校を決める子が多くなった

さらに不登校や個性的な子供への様々なケアの必要性から通信制の高校が大人気なのは結構ヤバい

通信制はメリットよりもデメリットが目立つしね

どこかで変わるといいが、今日の話を聞いてる限り当分は地震の影響と先生のブラック待遇の改善に手を取られ、当分の間叶うことは無さそうだったな…

今日も最後までお読みいただきありがとうございます。

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