今年の小松高校
昨日は塾仲間と授業のあとに片町で親睦会
模試に関わってる塾長たちも多いので、南加賀の状況を色々聞いてみた。
まず今年は小松高校を志望してる子の数がかなり少ないらしい
たしかに志望校占有率も例年より低い
第1回目が終わっただけだからこれから…って子もいるんだろうけどね💦
だけど志望校ってのは下げるのは簡単だけど上げるのはなかなか難しい
特に南加賀の場合、小松高校と小松明峰や大聖寺とのレベル差がかなりあり、県央エリアのように高校を刻むことができない。
本気でやるなら小松、のんびりやるなら小松明峰か大聖寺
だけど、その先は大きく違ってくる
勉強は積み重ねだからね!
ずっと走り続けてる子とずっと歩いてる子
違いがでなきゃオカシイよね!
しかも最近は小松高校の下限はかなり低くなってるので、入ることしか考えないような勉強をしてきた子は自主退学必至(笑)
もちろん注目は小松明峰
今年も人気薄とのこと
去年小松明峰は定員に対して80名近く志願者が足りなかったが、今年度は昨年と比較してさらに65人受験人口が減る。
となると、県教育委員会が調整校である小松明峰を2クラス(80人)減らしてきたとしてもまだ追いつかない可能性がでてくるかもしれない…
どんな学校で3年間を送りますか?
「なりたい自分になる」
中3生のこの夏にどう頑張るかで将来が大きく変わりますよ。
南加賀の子供たち
ここ何年も少子化が叫ばれる中、南加賀の子供の数も例外なく減ってきている。
下のグラフは石川県の統計から集めたもの
現在の大学4年生が中3生だった頃の人数から現在の小学一年生までの人数の推移を表している。
現在の大学4年生の代と比べて現中3生で20%減
なんと現在の大学4年生の代と比べると現小学1年生で30%減となる
この恐るべき数字…
塾は子供たちの数が世間で一番影響を受ける現場
これから少子化が加速していく中で廃業する塾も続出するだろうし、もちろんうちも例外なくヤバイ状況になると思われる。
ただ、これは他の業種の人にとっても他人事ではなく、あと10年後、20年後に確実に悪影響が出るのは間違いない
生産者人口が減るという現実
あと6年で2030年問題がスタート、第2次ベビーブーム(団塊ジュニア)世代が60歳を迎え始める
労働力が物理的に減ると言うことは市における納税額が確実に減るということ
水道光熱道路公共の建物、学校などインフラを今までのように維持はできない(年々劣化するのに)
学校も統廃合がさらに進むことになるだろう
街で買い物をする人が減ると言うことは商売において収入減は免れない
経済の規模が大きく縮小することが予想される。
年金をおさめる人も減るから、受給年齢はさらに引き上げられるし、受給額も減るのは確実
今年の自衛隊の募集は必要な人員の半分しか集まらなかったとニュースで言っていた。
国防だって不十分になるからどこかに攻め込まれればあっという間に国が亡ぶ。
子供が生まれないというのはそういうこと。
さらに南加賀各地域の状況は以下の通り
能美市
最近根上の工業地帯では、たくさん工場を作ったはいいが、働き手が少なすぎて撤退
別の地域に移動するなんて会社もでてきているそうだ。
一見緩やかに見えるけど、25%減
小松市
800~950人の間で推移
だけど確実に減ってきてはいる
大1→小1で25%減
街の規模が大きくなればなるほどインフラや行政サービスがしっかりしてるので、少子化の影響はある程度は収まってるかな
金沢などが大きく子供の数を減らさないのと同じ
加賀市
ここが一番ヤバい
約半減と言っていいのではないだろうか
南加賀の生徒数の過激な減少はここからくる
消滅可能都市といわれて久しいが、このエリアに大手の塾が参入しない理由がよくわかる
加賀市民としては「ほんとにこのままで大丈夫なのか?」と不安になるレベル
自分が中学(錦城中学)の頃は錦城中学1学年だけで420人いたからなぁ~
今の加賀市の小学1年生全体の数がそれ以下とは…💦
みなさんこれらのデータを見てどう感じるだろうか…
塾目線からだと、生徒数が急激に減少しているのに高校の定員はそれほど減らしていない
入試のありかたに賛否はあるだろうが、入試のような人生の関門があるから勉強するというのは大多数の中学生
それがボーダーレスで努力をしなくても先に進めるとなれば南加賀全体の学力低下は不可避
小松高校の定員が大人の事情で減らせないというのであれば、せめて大聖寺実業・加賀高・小松明峰は廃校、小松商業と工業は新校舎を建てて統合を進めてもらいたいのだが…
錦城中学を大聖寺高校附属、小松市立を小松大附属にして中高一貫とか高大一貫にするってのも面白いかもね!
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