成長
この春関西学院大に進んだ卒塾生が先日お土産を持って遊びに来てくれた。
実はこの子は入学金を納める締め切りの2日前に父親が失職し
「お前、大学にはいくな」と宣言されていた。
衝撃の”大学行かせない宣言”をくだされたあと、すぐに塾に来て、「先生、どうしたらいいですか?」
と相談にきたので、奨学金のことや親との関わり、そして苦学生への道を説明した。
入学金だけは親からもらえたので、大学の奨学金(前期分のみ)の手続きを手早く終わらせたことで、ギリギリ入学が間に合ったという経緯がある。
今回前期が終了して、入学後からの経過を聞いた訳だけど、なかなかの苦学生っぷり
朝の4時に起きて1時間かけUSJ、そのままお昼か2時ごろまでバイト
その後1時間かけて学校へ行き、夜まで授業を受け、時にはそのあともUSJでバイトをしている
寝て起きたらすぐにバイト
食事はUSJの社食が安いのでなんとかなってますと言う。
親からの仕送りはゼロ
学費は全て貸与型の奨学金
特殊な出席方法になるので学校での友達はいない
かわりにUSJでは多様な友達がたくさんいる
授業は最前列の砂被り席で受けてるから教授とは仲が良い
単位は2つ落として、それでも20単位は確保
昭和の苦学生を彷彿とさせるような頑張り方
どんな子にでも生き残るためのアドバイスはするけど、それでもこんな過酷な大学生活を送れるのは本人の本気の度合いが凄いからだと思う。
あんまり辛いなら4年で卒業するのではなく、休学して働いてお金を貯めながら復学してってのもアリ。
気持ちが途切れないのであれば、2年次から3年次にかけて1年休むのがタイミング的にはいいかもね。
朝から晩まで働けるようなバイトであれば2年分の学費だって貯まらなくはない。
就職の時でも企業はその頑張りを評価してくれるだろう
「若いときの苦労は買ってでもしろ」と昔から言う
バカみたいに遊んで暮らす大学生活もモラトリアムとして悪くはないが
苦学生として過ごす大学生活は彼の人生に大きな成長を与えてくれるだろう
実際春に来た時と、夏に来た時
たった数ヶ月だったけど顔も雰囲気も格段に研ぎ澄まされていた。
あと、意外と楽しそう(笑)
人生は短いようで長く、長いようで短い
頑張り続ければ自ずと道は開かれるのです。
自ずと道は開かれる
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