考える人
フランスの有名な像の一つにオーギュスト・ロダンの「考える人」がある
誰もが一度は目にしたり聞いたことがあるはず
だけど…彼は何を考えてあのポーズになっているのか
ご存じだろうか?
『考える人』(かんがえるひと、フランス語: Le Penseur)は、オーギュスト・ロダンが制作したブロンズ像である。思索にふける人物を描写した像として知られるが、地獄に堕ちた人々を見つめているとの説もある。
「考える人」は当初、“Le Poète”(詩人)と名づけられていたものである。「考える人」の名称は、ロダンの没後にこの作品を鋳造した鋳造職人のファウンドリ・リュディエ(fr)が命名したといわれる。
ロダンは、装飾美術博物館(Musée des Arts Décoratifs)の門を、ダンテの『神曲』に着想を得て制作し、それを『地獄の門』と名づけたが、この『考える人』はその門の頂上に置かれる一部分にあたる。(ウィキペディアより)
実は門の下を眺めているだけで何も考えていない人だったりする(笑)
人は黙っていれば、または真相を知らなければ好きなように想像するし、誤解もする。
小学生の学力と同じだ
誰もが100点になるテストで自分の子供には十分な学力があると錯覚してしまう。
例えばこんな三角形の面積を求める問題
実は大人が思う以上に正答率が悪い(笑)
まず式が書けない子が結構いる
どこを高さにすればいいのかわからないから
三角形の高さの定義=三角形の頂点から底辺やその延長線上にひいた垂線の長さ(文部科学省)
高さがわかる子は次に「上手く式まで書けた」までいく
4×3÷2
ほぅほぅ
=12÷2=6 答え 6㎠
間違ってはいない
でもちょっと勉強してる子ならたぶん
=4×3×1/2
と、すべてを掛け算に変換して4を2で割って小さい数字に変えてから3を掛ける。
ポイントは2つ
①足し算と掛け算は計算の順番を入れ替えてもいいというルール
②割り算は分数化することによって掛け算に変えることができるルール
小6の終わりになるこの時期なら絶対に知ってるルール
さらに掛け算と割り算なら割り算(約分)を先にした方が数字が小さくなって計算ミスが減ることも大事なテクニック
でも問題のポイントを考えず、ただダラダラと宿題をこなしてるだけの子だと左から掛け算をして大きな数字をつくり、割り算をひっ算してしまう。
結果計算ミス
このくらいの小さい数字ならチョチョッと暗算できるかもしれないが、もっと大きな数字なら間違いなくそうするだろう。
考えてるようで、なにも考えていない子はだいたいこれ
んなわけないやん(笑)
と思われた方はお子様にちょっとやらせてみてもらいたい(笑)
工夫をする子なら程度の差はあれ、これからもちゃんとやっていける子だと思う
小学校の頃は時間をたっぷりもらって問題を解くからそれでもOKだけど、中学高校と学年が進むにつれ、解法を考える時間が多く必要となり、結果として計算時間はあまりなくなってしまう。
ソロバンをやってる子ならまだしも普通の子の場合、計算の工夫を常に考えるようにしていないと、どこかのタイミングで詰む
勉強も量より質が求められてくるのはこういう理由
考える子にするか考えない子にするかは親次第
どんなふうに育てるかしっかり計画をたて、過干渉にならない程度に小さいうちから勉強の基本を身につけさせてもらいたいもの。
ついていけなくなると、人は考えることを放棄してしまうからね(笑)
ちなみに小学校や中学校の問題は計算の工夫をする子にはかなり有利な数字で問題が作られている。
だからできる子とできない子でスピードが全然違ってくるんだよね。
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