教育虐待
昨日のテレビで教育虐待について特集をしていた。
親の理想や親の考え方を子供に押し付けて、そうならない子はダメな子だと強制してしまう。
極端なところまではいかなくても、ありがちな話
野球をやってた親が子供に野球を強いて甲子園を目指させるとかも同じ類。
最悪の場合、親を殺したり、自傷行為からの自殺などもある。
そして、万一大学卒業までこぎつけたとしても心の片隅に弊害は残る。
そうやって育った子供は他人の言葉や行為にしか自分の存在価値を見出せなくなったりする。
学生時代に偏差値や順位、学校歴にのみ価値を置き、そこに子供を押し込んでいく。
日本の教育の弊害ともいえるけど、そこに親の見栄が重なっていく。
大手の塾はそこをビジネスチャンスとして心の隙間にはいりこもうとする。
そういうのが日本的教育の一番ヤバいところだし、日本の国力がダメになった根本的な原因だと思う。
学歴なんて最終的にはそんなに役に立つものでもないのだが…そこに年間100万くらいのお金をかけるなんてナンセンス。
たまに「うちの子家は帰ったらまったく勉強しないんです」なんて言う親御さんいらっしゃるけど、それでしっかり結果もでてて今やってる学校の授業が理解できて完結してるならそれでよくないですか?
自分がもし仕事が終わって家に帰った時「この人仕事から帰ったら仕事全くしないんです」なんて言われた嫌だと思うのだが…
アメリカなんかだと、中学校卒業までは子供をかなり大事に育てるけど、そのあとはかなり放任。
もう自己責任というか、ある程度の制限はあるけどバイトやボランティア活動などを通じて社会との結びつきを持たせ、自分の適性を知り、自分の将来を自分の目や体や頭で決めていく。
親に言われるのではなく、自分で考え行動していくことを良しとしていく。
自分の意志で動く結果だから大学の学費や生活費も自力で捻出することだって珍しいことではない。
子供は親が見栄を張るためのコレクションではない。
これからの時代は今まで以上に先が読めない
そんな中を生きていく中で変化に対応できる子とは強制されて動く子ではなく、自ら進んで物事に取り組める子だなのではないだろうか。
学校の勉強は最低限やるのは当然だけど、それ以外に自分の使命ややりたいことを見つける時間を彼らに与えてもらいたいと切に願う。
たとえそれで本人が最終的に名門大学に進学する道を選ばなくてもね。
良い親はそういう機会を自然に子供に与えている。
その時のタイミングで子供がわかってくれなくてもね(笑)
「教育虐待」は「教育熱心」な親なら誰でもそこまでいってしまう可能性があるだけに、子供に接する自分を常に俯瞰で診ながらバランスをとってもらいたいもの。
受験で子供を伸ばす親と潰す親、これって受験の時だけの話じゃないんだよなぁ~。
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