今日、中3と話をしていて歴史が苦手だという子がいた。
歴史は流れが存在していて、その時代時代のストーリーを追っかけていけば割と簡単に記述もできたりする。
しかも問題にされるところは、なんの流れもなくいきなり出てきたようなものではない。
必ず、なにか重要な転換期や事件に関連したものである。
そのため勉強するならば教科書を10回程度は音読するべき。
そして最低限ワーク的なものを5冊または5回は終らせる。
できれば、出てくる事件で関心があるものや、面白いものがあれば詳しく知っておく。
その雑学的なものが心に楔となることが多い。
たとえば、「刀狩り」。
キーワード:豊臣秀吉/武士/農民/武器/兵農分離/一揆
ポイント:農民の反乱を抑えるため
あたりを押さえておく
それを文章にしていく。
ベース:農民の一揆を防ぎ、農業に専念させるため。
さらに覚えているだけの関連キーワードを追加させていけば短い文章も長い文章も作ることができる。
さらに大事なのが、これが問題として出題される理由を知ること。
理由:豊臣秀吉の刀狩りに始まったとされる我が国の銃器規制は、江戸幕府にも継承され、明治維新後、法令として体系的に整備されるようになった。
そして、第二次世界大戦後、現在の法体系に整えられることにより、世界でも例を見ない「銃器に縁遠い国」を形成することになり、「安全神話」が生まれた。
一般人民から武器を取り上げたのは、今の平和・安全国家に受け継がれている。
すなわち、日本が銃社会にならなかったのはこの秀吉の刀狩りの功績と言える。
そう思えれば、刀狩が単なる歴史の単語から、自分の生活に関わった身近な単語になり、記憶に残りやすくなる。
掘り下げていけば限りなく楽しくなっていく歴史。
他の教科もそうだけど、やればやるほどその奥深さや楽しさがわかってくる。
勉強が面白くないという子はまずはとことんやってから「面白くない!」と言ってもらいたいもんだ。
勉強はとことんやれば、どんなゲームよりも楽しい趣味になるはず!
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