塾講師をしてるといつも思う。
”色んな子供がいるんだなぁ〜”って。
少しのキッカケで大きく成長する子もいるし
何時間勉強しても全然成長しない子もいる。
自分は中学生の勉強くらい本気で取り組めば誰でも習得できるだろうとは思ってはいるが、現実は全然違う。
子供一人一人の能力はかなりのレベルで平等ではない。
できない子は努力すれば学校の平均までは到達できるだろうけど、できる子はさらに効率よく努力もするからその差は縮まるどころか大きく引き離されていく。
うちは基本1学年1クラスしか持てない。
そうなると進学塾なので合わせるところは学校の平均より上のレベルになってしまう。
最初できなくても食らい付いて来てくれればなんとかついてこれるように授業はしているけど、そもそもできない子はそういう風に育って来てないケースが多い。
進学塾の宿命というか、やはりやめていく子はいる。
今日は日曜日だけど、前回の期末テストで学校の平均点以下だった中1生が自習しに来ていた。
きゅーんっ
小学生の頃に勉強を全くしなかった。
ベースがないから3年間気を抜けない、でも歯を食いしばって頑張ればいつか形になるし、そのうち勉強の負荷にも慣れてくる。
諦めるにはまだまだ早いし、1年生からならなんとかなるもんだ。
自習室のドアの外から静かにエールを送っていた。
勉強より問題なのは集団生活に適応できない子供
周りの迷惑を考えない子は今までも少なからずいた。
そんな子供同士でケンカしてたりすると、どっちもどっちで呆れるしかない(笑)
問題が起こると親も含め話し合いをするのだけど、困ったことにこれが親の方針だということが多い。
「そういうことをすれば、あとで自分にどういうことが返ってくるのか自分自身で経験してほしい」とかね。
それは家の中でやってください…
その子供が将来的にどうなるかは置いといて、実際今現在迷惑を被ってる他の人たちに申し訳ないと考えないのだろうか…
そんな子はだいたいのケースで遅かれ早かれ塾をやめることになる。
でもそれが本人のためになると本気で思ってるのが怖い。
躾は親の役目。
ネグレクトや甘やかしも言ってみれば一種の”優しい虐待”
そのツケを払うのは本人や親なのにね。
学校や塾に躾をしてくれと求めるのはおかしいし、公教育だからとかお金を払っているんだから迷惑をかけても問題ないでしょなんて考えは言語同断。
勉強ができてもそこがどうにもならないなら、世間に出た時に生きていく場所は狭くなる。
たまに学校の先生にタメ口で話す生徒や先生を呼び捨てにしている生徒を見かけると不幸な子だとしか思えない。
人は自分に向いていないことはどれだけ努力しても一流になれる可能性は低い。
だから勉強が向いていないなら、せめて中学校までは頑張り、その後はやりたいことや向いていることに力を注ぐべきだと思う。
勉強が向いている、または勉強し続けたいなら高校大学へ。
職人になりたいなら職人の道に進めばいい。
やらされてる勉強はどれだけ頑張っても伸びないものだからね。
そもそも何も考えていない子供が多すぎるのが問題なのかもしれないけど…
どんな道に進むとしても大事なのは的確な判断と周囲との調和。
コミュニティ能力と言ってもいいのかも。
ちゃんと躾されていればたとえ勉強ができなくても生きていける場所は結構ある。
人間力は総合力。
最後は周りに喜んでもらえる自立(自律)した大人になれるかどうかでしょ?
今日も最後まで読んでいただきありがとうございます。
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