これはクイズ?なの?
先週代田先生が地元の教員採用試験を受けてきた。
その「一般教養」のペーパーテストがすごい。
うちは吹奏楽部員が多いからわかるけど、普通に生活しててファゴットを知ってる人がいるのか?(笑)
しかも金管か木管かの違いを知ってる人はいるのか?(笑)
(吹き方がリード型かマウスピース型で違う)
ちなみにファゴットは木管楽器
こんな問題もあった。
半跏思惟像は誰でも知ってる有名な像。
弥勒菩薩半跏思惟像(みろくぼさつはんかしゆいぞう、みろくぼさつはんかしいぞう) は、仏像の一形式で、台座に腰掛けて左足を下げ、右足先を左大腿部にのせて足を組み(半跏)、折り曲げた右膝頭の上に右肘をつき、右手の指先を軽く右頰にふれて思索する(思惟)姿の弥勒菩薩像である[1]。日本には大陸より6世紀から7世紀の弥勒信仰の流入と共に伝えられ、飛鳥、奈良時代の作品が多く残されている。
世に有名な半跏思惟像がたくさんある中で清水寺の像だけが右の手が頬に触れてるそうだ。
そんなの知ってる人はほぼいないと思う(笑)
ネットで検索してもそんな情報出てこない。
日本のほとんどの学生は理系と文系で別れて勉強している。
なのにこんな幅広いジャンル(5教科+音楽や技術など)の重箱問題で採用が決まっちゃうの?(笑)
教員になりたい人はクイズ研究会に入らないといけないんじゃないか?
でも、この半跏思惟像をネットで調べるうち結構面白い話に出会った。
この色っぽい像はモデルが女性なのではないか?
広隆寺の宝冠弥勒像は国宝に指定された年の9年後(1960年)に当時20才の京都大学の学生が、美しいと評判のこの像を見るだけでは飽き足らず監視人がいないすきに像に触れてしまい、弥勒菩薩の右手の人差し指が第2関節から先を折れてしまった。
あわてた学生はその場を逃げ出したのちに自首。
あまりの美しさから像に恋をしてしまい、像に頬ずりしたくなったのかも…
確かに色っぽい(笑)
スターバックスのカウンターでフレアスカートを身につけた女性がmacbookproを眺めながらこんなポーズで考えこんでたら惚れてしまうかもしれん(笑)
それに飛鳥時代にこの仏像が朝鮮半島から伝わった背景や弥勒菩薩信仰。
弥勒は現在仏であるゴータマ・ブッダ(釈迦牟尼仏)の次にブッダとなることが約束された菩薩(修行者)で、ゴータマの入滅後56億7千万年後の未来にこの世界に現われ悟りを開き、多くの人々を救済するとされる。
wikipediaより
56億7千万年後に輪廻転生して生まれ変わった自分がミジンコだったらどうしょー!とか、人間滅んでたらどうすんだ?とかね(笑)
当時の朝鮮半島と日本の様子、蘇我氏とも物部氏の対立、すでに日本に存在した八百万の神(多神教)と仏教との対立と調和も面白い。
一つの像から想像できることやわかることがたくさんある。
これらの問題はいい問題なのか悪い問題なのかはわからないけど、子供達に考えさせる一つのキッカケになることは間違いない。
興味を持って掘り下げれば世の中まだまだ知らないことだらけ。
教員に求められているのは子供以上の好奇心なのかもしれないな。
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