雨の日はシコシコ…
靴を磨くのであります。
ブラシをかけ汚れを拭き取り磨きをかけコバを塗り塗り…
他のことは頭に浮かばないほどの集中。
そして長い年月をかけ自分だけの形になったピカピカの靴を眺める。
至福の時。
雨の時こそ何かに没頭するのにちょうど良い。
この靴との付き合いはもう20年くらいか…
カナダに留学中に買ったオールデンの「990」。
材質はコードバン。
馬のお尻の革で作られている。
当時で8万円くらいと、小僧にはそこそこお高いお値段。
昔はちょっとやっちゃったか…くらい思ったけど、現在国内正規品で買うと13万円以上するから買っておいて正解だった。
靴は長く付き合えるから好きだ。
金をかけて良いものと悪いもの
うちの父親はヘラ師(ヘラブナ釣りが大好きな人)。
昔うちにお金が潤っていた頃は一竿50万円以上もする竹竿を何本も買っていた。
この前父と話していたら
「竹竿は今は作家が少ないから価値が上がってるんだ。
だから売ればいいお金になる」
なんて言って未使用のまま持っている。
ところが今は確かに作家は少ないけど、野池で釣ることがほとんどないので使う人自体も少ない(笑)
モノは使ってなんぼ。
眺めるだけの絵画や工芸品ならともかく、使わなければ意味がないものを取っておいてもあまり意味はない気がするんだけどな(笑)
そんな意味で行くとせっかく素晴らしい頭を持って生まれた子供達も同じか。
子供部屋に飾っておいても意味がない。
使って使って使い倒してその子オリジナルの形になって初めて価値が出る。
教育にはお金がかかる。
それは仕方のないこと。
いずれ世の中に出れば自分の能力がそのままお金に換算される。
高く売りたいならピカピカにしておきたいもの。
それまでは雨の日じゃなくても毎日自分を磨き続けないとね!
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