毎回授業の終わりにはその日の感想を書いてもらってる。
作文の練習みたいなものだから細かく色々書いてくれる子もいるし、雑に書く子もいる。
この辺は国語力と結構比例してる感じかな。
自分がどう感じたかをしっかり伝えるのは相手への思いやり。
人に云うと書いて「伝える」。
字を見れば人柄ってかなり伝わる。
しっかりした字で、幅や大きさ、並びを揃える子。
そしてちゃんと内容のあることを書く。
こんな子はたとえ勉強ができなくても立派に生きていける。
逆に平仮名ばかり、字の大きさはまちまちで内容がない感想を見るとガッカリ…
将来が心配になる。
これは完全に家庭での躾の問題。
身に美しいと書いて「躾」。
特に小学生の男子で漢字の書けない子は多い。
学校の先生も注意するんだろうけど、あとで本人が困るだけだと思って基本放置なのかな…
全然直らない。
その時その時でなんとか流していくことになるんだけど、これが中3までくるとヤバいことになる。
最後の最後、公立高校の入試問題国語。
200字程度の作文がある。
しっかり内容を入れて書いた場合、平仮名ばかりだと完全に字数オーバー(笑)
結構偏差値がまあまあでも漢字が書けない子は多いのでこの時期に訪れる完全な落とし穴。
もう正直手遅れ(笑)
漢字は小学校の頃からコツコツと覚えていかないと身につかない。
結局個人演習でやるしかないんだけど、中学生にもなって書けない子にその習慣はない。
たまに「先生、漢字ってどうやって覚えるんですか?」
って質問される。
やっぱり「本を読むとかドリルで練習しかなくね?」としか言えない。
自分は完全右脳人間。
新聞やテレビ、雑誌などを読む普段の生活の中で勝手に覚えてしまう。
昔は目に映ったものをパッと写真を撮るように覚えて、頭の中で拡大して見るようなことまでできた。
フォトリーディング的な感じかな…
だから今まで漢字を覚えることにそれほど苦労をしたことがない。
漢字は絵みたいなものなのでイメージと結びつきやすいしね。
二人の兄さんが立って「競う」とか語呂的な覚え方も面白い。
どんな勉強も楽しもうと思えばどんどん楽しめる。
プラスもマイナスも口にすれば「吐く」
プラスだけを口にしてれば夢はいずれ「叶う」とかね(笑)
日本で生きるなら漢字の読み書きができないのは完全アウト!
だから小さい時からちゃんと覚えて使いこなして欲しいもの。
Be First to Comment
コメントを投稿するにはログインが必要です。