先週から中2の数学は「確率」に突入。
確率は小学生の時にやった「場合の数」
ちゃんと勉強した子は気づくけど、ほとんど小学生の頃とやってることは変わらない。
なら中学生だと簡単じゃ〜ん!って思うでしょ?
でも実際は半分くらいの中2生がまったく覚えていない。
これにはほんとびっくり!
その中でよくでるのが
①、②、③のカードを並べ替えて3桁の数字を作るとき、その数の和が3の倍数となる確率を求めなさい。
この時小学生の時に勉強しなかった子は樹形図を書いたあと、できた数字をひたすら3で割ろうとする。
これも驚き(笑)
そんなことをしていたら日が暮れる。
実はいろいろな数の倍数(=その数で割り切れる)の見分けかたも小学校で習っている。
だけど覚える気がなかったのか軽く見てたのか、中学から塾に来たほとんどの子はその存在を知らない。
一応書いておくと
- 2の倍数:1の位の数が、0,2,4,6,8 なら、その数字は2の倍数。
- 3の倍数:各位の数字の和が 3で割り切れれば、その数字は 3の倍数。
- 4の倍数:下二桁が 4で割り切れれば、その数字は 4の倍数。
- 5の倍数:1の位の数が、0,5 であれば、その数字は5の倍数。
- 6の倍数:2の倍数 かつ 3の倍数なら、6の倍数。
- 8の倍数:下三桁が8の倍数であれば、その数字は 8の倍数。
- 9の倍数:各位の数字の和が 9で割り切れれば、その数字は 9の倍数。
- 10の倍数:1の位の数が、0 であれば、その数字は10の倍数。
- 12の倍数:4の倍数 かつ 3の倍数であれば、12の倍数。
特に太字の倍数はかなり使えるので要チェック。
塾だとかなり念をおして教えるんだけど…
中学の教育課程終了までの勉強は読解力と計算力。
この二つが大きな柱。
読解力は読書と相手への気遣い。
計算力は小学生の早い段階からじっくり育てていくもの。
だから勝負は小学生の頃から始まっている。
ちゃんとやれば1年ではっきりと効果は出る。
できれば4年生あたりから始めていくのが一番いい。
最近は習い事に力と時間を注ぎすぎて勉強に手が回らない子も多い。
でも2020年の教育改革がスタートすれば表現力や本格英語学習(英会話ではない)も要求されるようになる。
学習量が1.5倍にもなると言われていて、夏休みを縮小または土曜の授業が復活の噂も…
愚直にやることも大事だけど、そこに成功の確率を求めていくなら進学塾へどうぞ。
文章題をやらない計算だけの塾もどき塾だと最終的な力はつかないもんですぜ。
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