先日塾に新しい漫画を置いた。
女性向けの絵なので男子は少し読みにくいかもしれないけど
「天智と天武」
百人一首や歴史を少しでも覚えている方ならピンと来るかも。
大化の改新をしでかした中大兄皇子とその弟大海人皇子、額田王のお話。
歴史は勝者のものなので、そのまま鵜呑みにはできないけれど、自分の中での中大兄皇子の悪役感は強い。
読めば読むほどヘドがでる(笑)
だけど、その中にも隠された葛藤や愛情、人間模様があったりするんだな〜。
こうやって感情移入できるほど歴史上の人物を知ることで歴史に血が通う。
先週の中1の授業は2時間ぶっ続けで弥生→鎌倉までの歴史を浚った。
好きなこと嫌いな子に分かれる歴史の勉強。
暗記科目だと思って辛いと思えば嫌いになる。
だけど、歴史上起こったことの全てに理由があり、そこに人間関係や人間模様があるから必然的に流れがある。
そんなノンフィクションドラマなんだと思えれば好きになれたりもする。
授業終了後には
「なるほど、流れで覚えていけば理解しやすいし、覚えやすそうですね。
歴史好きなりそうです」
と、一番成績のいい生徒が言っていた。
歴史の年号は全てを覚える必要なんてない。
1. 645年
2. 794年
3.1192年
4.1333年
5.1467年
6.1600年
7.1867年
8.1894年
9.1945年
まずはこれを軸に全てを関連付けていけばいいだけ。
暗記が得意でめんどくさがりの子供が適当にやらかす勉強法。
いわゆる教科書の黒字だけを一問一答で覚えていくようなやり方だと、2日も持たずにすぐに頭から消えてしまう。
だからとっかかりは漫画でもいい。
まずは流れを知ることが大事。
日本のルーツ、自分たちの生活の根源を知ることから見える世界はまた違ったものになる。
将来旅に出たり、外国の友達ができれば相手の国のことも知りたいと思うようになる。
そうなれば日本史だけじゃなく世界史だってもっと深く知りたくなるもの。
自分や相手の心を知るためのツール。
歴史ってそんな教科。
毎日手元にあるから暇つぶしについついやっちゃう単純なスマホゲームの中にはない世界。
こんな面白いドラマを知らずに生きるのはもったいないことだな。
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