夜、高校生の女の子と話してた。
彼女は中学からの生え抜き塾生。
去年惜しくも第一志望の高校に入れなかった。
偏差値的にも合格は五分五分…いや、自分的には十分勝機があると思ってた。
もちろん厳しい戦いになるのはわかっていたけど、本人もそれまでの頑張りに落とし前をつけたかった。
結果を受け留めて報告しに来た時は本人より講師の自分たちのほうが落ち込んだ。
そんな彼女に「今考えて去年もっとやっておけば良かったと思ったことがあるか?」って聞いてみた。
彼女の答えは
「今でも受験が続いてる感じだから何をしておけば…なんて過去形がないです」
と意外な答え。
行きたかった学校の生徒しかいない塾の中でまだ一人戦い続けてたのか…
泣かせることを言ってくれる。
たぶん第一志望に受かってたらこんな気持ちで毎日を過ごしていなかっただろう。
もちろん高校生だから恋愛もするしお洒落もする。
でも心にずっとかかってるバイアス。
今度の大学受験は必ず志望校に受かってもらいたい。
受験は人を強くする。
合格でも不合格でもね。
でも、それはそれまでの期間に自分の「一生懸命」をどれだけつぎ込めたかで決まる。
高3生も中3生もこれから受験までに残された時間は少ない。
この時間をどれだけ頑張れるかで次の試練を乗り越えられる力が生まれる。
もし逃げてしまえば「自分はこんな短い時間ですら頑張れない人間なんだ」なんて自分で自分に暗示をかけてしまうかもしれない。
ここからはテクニックじゃなくて気持ちで自分を引っ張っていく。
石川県公立高校入試まで残り48日。
それほど大事な時期なんだと思って頑張ってもらいたいな。
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