今日は金沢大学附属高校の入試説明会。
内容は去年と一緒だったので前回のものを参照してもらいたいところ。
この学校は国立なので文部省直轄。
県教育委員会の管理下にはない。
だから先生達もなんか塾講師みたいで面白い。
もちろん、入学する生徒が優秀で常識があるっていう信頼の上でなりたつシステムでもあるわけだけど・・・
通常のハイレベルな授業に加えてSGH(スーパーグローバルハイスクール)の課題研究。
ただ勉強ができるだけのガリ勉なら進学はあまりオススメしない。
ここは勉強はできて当たり前の世界。
プラス精神面でのタフさが求められる。
自ら進んで様々なことに取り組める活きた脳の使い方ができる子なら是非って感じ。
入試概要
一学年120人
金大附属中学からの内部進学者が60名
その他から50名
入学試験において両者の中から英語と英語以外の高得点1科目の点数を5教科に加えて算出(合計700点)し、さらに10名が合格となる。
最近は女子の比率が非常に高いそうだ。
この学校はSGHで英会話が必須となるため英語ができないとかなり苦しい。
ホームルームは理系文系の区別がなく、コースによって分かれるシステム。
ということは、大人になったとき友人に医者も弁護士も社長もごちゃ混ぜでいるってこと。
これはグローバルな生き方をするなら凄いメリット。
SGHについて
昨年金大附属のSGHの評価は2だったそうで、評価1に4校しかなく、その中の3校が私立だったことを考えると国立ではほぼトップに近いと言える。
ちなみにこのSGHの活動はそのまま2020年の大学入試改革に繋がっていて、表現力や探究心をそのままAO入試などで生かすことができる。
昨年東京大学理Ⅲの推薦入試で合格した2人のうち一人は附属生。
これから他の公立高校も同じようなことをやっていくことになるとは思うけど、なかなかマネのできるものじゃないな・・・と思わざるを得ない。
でももし自分の娘がこの学校に興味があるなら是非行かせたいと思えるくらい素晴らしい学校であるのは間違いない。
最後に
うちの塾生にもよく言うけど、同じお金を掛けるならより上のランクの大学を選んだほうが良い。
東京大学と聞くとみんな最初は「え~」(嫌そうに)って言う。
でも上位大学には国の補助金が大量に投入されている。
当然設備も充実しているし、教授や生徒も・・・となるのは言わずもがな。
高校だってもちろんそのシステムは同じ。
みんなの期待を背負った高校であればあるほど、そこでしか得られない貴重な体験が待っている。
偏差値の高さと期待値は相関関係。
そんな学校に入るためには一生懸命を嫌がるんじゃなく、一生懸命を楽しめるようなスタイルになってもらいたいもの。
ぽちぽち
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