何を隠そう中学生の時の部活は工芸部(今まで陶芸部だと思ってた)。
えっ?そんな部活存在するの?初めて聞いた!
みたいな反応待ってました(笑)
実は同じ中学の同級生でもあまりその存在を知らない。
美術室と体育館の渡り廊下の間にあったプレハブ小屋わかる?
なんて場所まで話してもピンとこない人が多いくらい存在感のない部活だった。
九谷焼で有名な地域とかそんなの関係ない。
単に先生の趣味で存在していたような…(笑)
中学のアルバム見てみたらなぜか顧問も違うし(笑)
どうなってんだこれ…
もちろん全国大会なんてものもなく、競争することもない部活。
主に手びねりで椀物を作ることが多かった。
粘土を菊練りでこねていき、紐状に伸ばして椀の形に積み上げていく。
半乾きになると内側と外側を薄く削っていく。
手に伝わる反応と感覚だけが頼りなので、初心者は良く穴を開ける。
もちろんその状態までくると粘土は修正ができないので終了→最初から。
練りとつなぎが甘いと粘土に空気の穴ができたりして焼いた時に弾けて割れる。
乾いた後は素焼き、次は釉薬をかけて再度釜の中へ…
どれも一発勝負のような作品。
うまくいくかいかないかわからない物を緩い雰囲気で作ってた(笑)
抹茶茶碗ができれば茶道部にお茶をたててもらって一緒にコラボ。
学校内で堂々とお菓子が食べれるのがたまらない優越感(笑)
粘土関係ならなんでもやるのでたたらもロクロもテラコッタ彫刻もしたなぁ〜。
あの柔らかいヒヤッとした感覚が手になじんでくる感覚がたまらない。
菊練りの技術は今はピザ生地を作るときに活用している。
今でも無性にやりたくなる時があって釜を買おうか迷った時もあるくらい(笑)
そんな今日は家族でゆのくにの森へ。
お目当はロクロで作る九谷焼作り。
娘にも土いじりの楽しさを知って欲しくて。
モノ作りが大好きなので気に入ってくれるはず…
「まぁ、経験者の腕を見せたるからよ〜みとけよ〜」
なんて言って初めてすぐに一発目を速攻でぐにゃぐにゃにしてしまった(笑)
「これは真似したらダメなパターンな」
とか説明したが、一度ダメにした粘土は空気が入るので練り直さないといけない。
どうしようかと思っていたら、指導してくれたお姉さんがもう一度土台を作り直してくれた。
初心忘るべからず…
ほんとに申し訳ない。
サイズと形を揃えるわけじゃないなら、ロクロはそれほど難しくない。
台座はお店の方が仕上げてくれて、素焼きのあと釉薬をかけて作品にしてから郵送してくれる。
なんと至れり尽くせりな九谷焼体験(笑)
このあとガラス工房でサンドブラストもやったけど、土いじりの方が楽しかったそう。
いいぞいいぞ!
土いじりはクリエイティブな世界。
そのうち二人で皿でも焼こうなっ(笑)
これ以外にもいろいろな体験ができる「ゆのくにの森」
時期も夏休みとちょうどいいタイミング(笑)
みなさんもお子様と訪れてみませんか?
ポチポチ。
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