黒松君とは久留米で行われたプロジェクトWETの講習会で知り合った。
たまたま青年海外協力隊での活動がスーダンでの内戦勃発で中断、一時帰国を余儀なくされた時期だった。
お互い環境問題大好きっ子だったので、次の派遣が終わって時間あったら会おうと約束して別れた。
人の縁はなかなか面白い、今年の春黒松君はたまたま小松市のIT企業に就職して住むことになった。
県立高校>国立大学>青年海外協力隊>IT企業
国立大学まではよくある話
だけど、そのあと青年海外協力隊という選択はなかなか踏み込めない世界
大学時代にたまたま誘われたマレーシアの熱帯雨林を実際に見に行く授業に参加したことから彼の人生は大きく動いた。
切り開かれる熱帯雨林、そのあとに植えられるパームは燃料エネルギーに加工され輸出され外貨となる。
現実を目の当たりにして彼の心は揺れたそうだ。
大学4年の頃には就職活動で数社から内定をもらっていたけど、海外のボランティアに登録。
スーダンで見た人々の過酷な環境、そして放置された大量のゴミ、ただ存在しているだけのJICAの上位職員に自分の無力さを知る。
日本にいると何かと便利な反面、生きることの本質があまりリアルじゃなくなる。
生と死の中で必死に生きようとする人々に大事なのは教育だと実感したそうだ。
そんな彼がITに就職したのは、そんな彼らの教育をサポートしたいと思ったから。
人のために何かをしたいなら、自分がしっかりとした能力を身に着けることが大事。
数年後にはITと環境教育のハイブリッドで再び彼らに挑むらしい。
生まれた時から自分らしい自分など存在しない。
人は体験し、学び、行動することで成長して徐々に自分になっていく。
なりたい自分とはそれに向かっていく自分の生き方そのものを意味する。
うちの生徒たちにもたくさんのことを学んで、成長していってもらいたいな。
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