週末からは毎度おなじみ定期テスト明けの映画会をしていた。
1年生にとっては初めての映画会。
教室に入ったら「塾なのに…映画…観るんですか???」
キョトンとした目で驚いてた子がいた。
「そう、うちはそういう塾だから(笑)」と答える。
映画はたくさんのことを学べる。
2時間机に座ってテキストを開くよりもはるかに多くのことをね!
毎年一番最初の映画はシザーハンズと決めている。
毎年同じだから終わった後に書いてもらう感想でその年の生徒のレベルがだいたいわかる。
純真無垢な心をもつエドワードはキムに恋をする。
でもハサミの手をした彼には、永遠に彼女を抱くことはできない。
そんなどこか奇妙なのに哀しくも美しいラブストーリー。
素晴らしく詩的で繊細なタッチの映画なのだが…
もちろんいいところを感じてる子も中にはいるが、ほとんどの子はエドワードに嫌がらせでをしてたジムが死んでスッキリしたとかそんなことばかり…
う〜ん…
残念。
だけどこれから今まで知らなかった沢山の世界をこの子たちに見せてあげなきゃなぁ〜なんてちょっと密かに燃えた(笑)
中2生はマンマ・ミーア!
アマンダ・サイフリッドが超絶可愛い❤️
ABBAの楽曲を巧みに組み合わせたミュージカルな映画。
ギリシャの小島を舞台に、結婚式を目前に控えた娘とその母、そして交錯する3人の父親候補とのロマンチックなやりとり。
見る人の心を確実にハッピーにするストーリー展開はもう最高。
しかもミュージカルな映画は初めて観たという子がほとんど。
感想もいい感じ。
中3生はそろそろ大人の階段を一気に登ってもらうつもりで…サスペンス
羊たちの沈黙
自分が小学生の頃はサスペンスを観てる親に
「こんないっぱい人死ぬ番組嫌や〜、なんで大人はこんなもんばっか観るんや〜」って言いながら、こたつの中に耳を塞いで潜り込んでたっけ(笑)
今ではサスペンスを観ても当時ほど恐い思わなくなった。
現実の人間の方が結構残酷な時もあるしね(笑)
子供は自分の好きなものだけしか見ない。
怖がり屋さんなら特にね。
こういうことって大人が少し強引にでも引っ張ってあげないと経験することがない。
怖さのレベルをあげてあげる事でその子の世界は予想を超えて広がって行くものだと思う。
レベルの高い映画なら尚更ではないかな?
そんな羊たちの沈黙、サスペンスでは傑作中の傑作ではなかろうか…
とにかく、すごく怖いのに画面から一時も目を離す事が出来ない。
気持ちがそれることもないし、ちょっと飽きるなどということもない。
かなり集中「させられ」る。
観終わった後何人かは「なんかめっちゃ疲れた〜」なんて言ってた。
それはそれだけ映画の世界に引き込まれてたってこと。
こんな経験したことは普段の生活では今までなかったんじゃないかな?
感想はみんな怖かった…だけじゃないところにちゃんと目が行き届いてる。
今年の中3生は勉強だけじゃない。
やっぱり感性もハイレベルだね。
さて全中学生の第1回の映画会も終わったことだし、そろそろ期末テストの準備に取り掛かってもらいましょうか!
残り後2週間くらいか。
前回の失敗をどうクリアしていくか。
彼らの冒険はまだまだ始まったばかりだ。
中間テスト結果(塾内平均)
中1生 408点
中2生 420点
中3生 432点
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