このところ中1生や小学生たちには工作をしてもらっていた。
塾は勉強するのがメインだけど、勉強だけできても意味がないといつもみんなに話す。
人生は長丁場の体力勝負だから部活もやってほしいし、友達や恋人も作って欲しい。
そして勉強も主体的にやるのが大事。
「締め切りがあるから」とか「テストや受験があるからやる」は主体的とは言わない(笑)
自分がどうなりたいか、どういう生き方をしていきたいか
それに合わせて自分を作っていく過程で学校の勉強が必要ならする、いらないなら他のことに力を注ぐ。
人間の活動期間は長いようで短い。
後悔のないように自分の意思で前に進んで行ってもらいたいもの。
工作の体験はそんな人生のサンプルケースとなる。
テーマを決め、どんな世界をそこに表現するか。
行き当たりばったりでも面白いけど、よく考えてそれが理想の形になると最高。
今回は「ハーバリウム」
ネットで作り方を調べて、自分なりの考えをまとめる。
あらかじめ紙に描いたデザイン通り行けばそれも良し、作っている最中に閃いたならさらに改造するも良し。
もともと綺麗な物なので、誰がやってもそれなりに綺麗には仕上がるんだけど、そこにテーマがあるかどうかで相手に与える印象も変わってくる。
花材(プリザーブドフラワー)を欲張ってたくさん入れてしまった男の子は
「入れすぎで大変なことになってしまった」なんて言ってたり、
他の子達の作品を見てから自分と比べて「もっとしっかりテーマを考えればよかった」なんて言ってる子がいたり…
うまくいってもいかなくてもそこで気づきがあることが大事。
そうやって人間は成長していくものじゃない?
生きていく上でテーマとバランス感覚はとても大事。
たまに勉強ができない人をバカにする子がいるけど、他の子はそれ以外のことで頑張っていることを知って欲しい。
一つの価値基準しか持ってないバランス感覚は非常に危険。
本当のバカはそういう子だよ。
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