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帝都物語

 深夜の番組で長江英和が出ていた。

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なんか人の良さそうなおっちゃんになっちゃって(笑)

今でこそ脇役キャラだけど、強烈な印象で心に残っているのが帝都物語の時の加藤保徳役。

これほどの強い顔と雰囲気を持つキャラは今までにいただろうか。

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懐かしくてどうしても見たくなり改めて観てみた。

 帝都物語は言わずと知れた荒俣宏の小説デビュー作。

出演者は勝新太郎に始まり今でも第一線で輝き続けている俳優揃い。

今見てもかなりすごい。

明治末期、都破壊を目論む謎の軍人、加藤保憲が出現。彼はサイキック・パワーを自在に操り、東京の地霊・平将門を怨霊として目覚めさせ、帝都・東京の壊滅を目論む。加藤の野望を阻止するべく、平将門の末裔である辰宮洋一郎と妻の恵子、そして一千年に渡って日本を見守ってきた陰陽師の末裔、平井保昌が立ち上がる。彼らに幸田露伴、森鴎外、泉鏡花ら近代日本の実在の人物たちが協力する。(amazonより)

劇中では明治〜昭和初期にかけての街の様子などが描かれているんだけど

こんな時代に生まれていたら自分がどんな感じで生活しているのか見当もつかない。

周りを車、スマホ、リモコン、エアコン、パソコン、ウォシュレット(笑)などなどに囲まれ楽チンな生活に慣れてしまってるからなぁ…

この当時の人たちが未来を想像した世界を優に超えてしまってるんじゃないかな。

それでも人は自分たちの予想を超えて発展していく街や欲望、便利さをどこかで恐れているのかもしれない。

変わっていく世界を「享受する人たち」と「これでいいのか」と思う人たちの思いの相違が歪みを生んでいくのかもね。

子供の頃にみた帝都物語。

大人になって観ると子供の頃は思わなかったような、そんな思いがふと頭に浮かんだ。

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 そういや中3生が修学旅行でガスマスクを買ってきた。

なぜ京都までいってそんなものを…?(笑)

若い頃はそういうものにも興味を示すのかもしれない。

自分たちの時代は木刀だったし(笑)

平和な世界にどこか疑問を感じているのだろうか…

それとも単なるウケ狙い?(笑)

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まぁ、いつでも好奇心と疑問をもって世界を観るのは大事なこと。

みんなたくさんの修学旅行のお土産ありがとね〜!


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