すべてのことに理由はある。
地球上で赤道が通る陸地は東南アジア、南アメリカ、アフリカくらいしかない。
そんな赤道直下にあるインドネシアのポンティアナックには赤道記念碑がある。
ここでは春分、秋分にはこのガラスの天井を太陽がまっすぐ通り抜けていく様子が観察できる。
陸地がないから世界で3つのエリアでしかこういうものは拝めない。
ということは、これより上にある北半球では太陽は真上に来てもわずかに北に影が伸びることになる。
日時計を利用していた文明の多くが存在する北半球では、太陽は東から昇り南の空を通って西へ沈む。
そのため、日時計の影は太陽の動きに従って左から右へ、右回りに動きくことになる。
時計の針が右回りに動く設定になっているのはこれが理由だと言われるのは結構有名なお話。
これがもし南半球で開発されていれば今頃時計は左回りだったんだろうな。
実際南アフリカのケープタウンには左回りの時計もあるそうで(笑)
でも時計の針がなぜ右回りなのかについて疑問を持つ人は少ない。
それは生まれた時からそれが当たり前だと思い込んでいるから。
すべてのことに理由はある。
疑問に思わなければ知ることもないまま死んでいく。
なんでだろ?って考えることから知恵の樹は育っていく。
面談で勉強が嫌いな理由、ゲームばっかりする理由を聞くと
「…」とか「わかりません、でもなんとなく」
なんて答えがよく返ってくる。
でもそこにも必ず理由がある。
やらない理由、嫌いな理由を取り除いていけば活路は見える。
そして自分を知り、世の中をもっと知ることで世界はさらに広がっていく。
だからいろんなことに”なんでだろ?”って感じれる感性を持てるかどうかが楽しく生きる上で大事なポイントになるんだ。
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