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川の流れのように

 今日は朝から金沢で協議会のセミナー。

石川県の高校受験対策や高大接続の大学入試改革の深〜いお話。

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学習塾はたぶんそれぞれ自塾なりの受験対策を持っている。

だけどテキストを作っている出版社さんのデータ量はものすごい。

面白かったのが正答率。

結構基礎的な問題での正答率が低いという。

例えば、栃木県の過去問

「a本の鉛筆を一人4本ずつb人に配ったら10本以上余った。このときの数量関係を不等式で解け。」

答えは a-4b≧10

この正答率は驚きの16.2%(栃木県の公表)

う〜ん…信じられん…

今の子の学力がそんなに低いとは思えないが、約85%がこれを間違うのか…

といった感じ。

発展問題でいくら粘っても、基礎問題を間違えれば致命傷だなと再確認。

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そして大学入試改革。

これが面白い。

今の中1から小学生たちが直面する大学入試改革。

まだまだ入試の形ははっきりしてないけどわかっているのは、もう今までのような一発逆転はないということ。

高校1年生から様々なことに積極的かつ真面目に取り組む生徒にしか機会を与えない…といった印象の改革だ。

とういか、小学生の頃からか…

アメリカ式といってもいいのかな…

今後大学は入ることも出ることも難しくなる。

努力をしない学生はいらないということを政府がはっきりと示してきてる。

かなり本気で日本をひっぱれる社会人を作るつもりらしい。

昨今よく話題になる、米デューク大学の研究者であるキャシー・デビッドソン教授が2011年8月、ニューヨークタイムズ紙のインタビューで語った予測で

「2011年度にアメリカの小学校に入学した子どもたちの65%は、大学卒業時に今は存在していない職業に就くだろう」

という話がある。

ということは将来こうなりたいと願って努力してもその職業がコンピューターや機械にとって代わられている可能性が高いということだ。

学力だけじゃなくて柔軟性を持った人間力がないと対応できないということ。

詰め込み式の教育からの脱却を真剣に模索しているようだ。

現状、方向性は決まっているけど、どんな内容になるかはいまいち煮詰まっていない。

現在小学生〜中学生のお子さんをお持ちの親御さんは気にしておいたほうが良い話。

もちろん、今後保護者会などでしっかりと紹介する予定。

これから数年で教育業界は激変していく。

川の流れと同じように停滞は腐敗を産む。

日々変化、これでいいのだ。

 

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