失われた魚
2日目
宿泊はなんと秋田市からさらに北上して大館市だった(車で約1時間半)
さらに結構な雨
これは…帰宅が深夜になるのは必至💦
というわけで急いで出発
マタギの里やクマ牧場など色々回った後
田沢湖へ到着
秋田県の中東部に位置する。円形で直径は約6km、最大深度は423.4mで日本第1位(第二位は支笏湖、第三位は十和田湖)、世界では17番目に深い湖である。世界で最も深い湖であるバイカル湖になぞらえて「日本のバイカル湖」とも呼ばれる。(ウィキペディアより)
ここにはかつてクニマスという陸封されたサケがたくさん存在していた。
村人たちはそれを食料や保存食にして大切にしてきた。
それが第二次世界大戦がはじまる前、電力を確保するため水力発電所を建設
その時に玉川温泉からの水を含む玉川を引き入れた
この玉川温泉はなんとPH1.2の強酸
当時は石灰で中和することもなくそのまま放流していたものだから、湖が酸性になりクニマスは絶滅
かつてこの湖から放流されたクニマスが2000年代に富士五湖の一つ西湖で発見され、かろうじて日本の固有種であるクニマスの存在を保護することができた。
湖自体は中和を続けてはいるが、なんせ国内最深度を誇る湖だけにまだまだクニマスを復活させるところまでには至っていない。
人間の身勝手な開発でなくなってしまった自然はそう簡単には元に戻ることはない。
加賀小松でも昔は加賀三瑚が存在したが、干拓により今江潟は消滅、柴山潟も大幅に縮小されてしまった。
以前の加賀市長がもう一度掘り返して加賀三瑚を元に戻すと言っていたが、以前の状態を取り戻すなんて絶対に不可能。
これからの子供たちのために、できるだけ自然を残してあげるのが現代の大人の役目ではないかと深く思った次第。
それにしてもとても静かで綺麗な湖であった。
皆さんも一度是非足をお運びください。
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