型破り

　トトロ

先日テレビで面白面接クイズみたいなコーナーがあった。

その中で、今まで一度だけ行われたスタジオジブリの中途採用試験をピックアップ。

宮崎駿さんと鈴木敏夫さんが目の前にいる集団面接。

ただでさえ緊張する空気の中、場の流れから宮崎監督が『僕自身はトトロはかわいい生き物だと思っていないんだよね～』と話だし、『あれは恐ろしい生き物。肉食でサツキとメイを食べなかったのは、お腹が空いてなかったからだ』とガハハと笑ったのだという。

それに対して受験生も「ショックです」と言うのだけど、それを聞いて宮崎監督は『それについてどう思う？』と質問。

一人ひとり答えを求めていったという。

この手の話の場合、当たり前のことを答えても意味がない。

自分はまずトトロを見たことがないので（イメージはある）斜めからの答えしか出しようがないんだけど(笑)

合格した糸曽さんはトトロをよくよく思い出し、草食動物の特徴で、草をすりつぶすための臼歯が発達していると分析。

肉食動物なはずがない！　サツキとメイを食べるわけがない！と思ったそうで、『そんなはずはないです、歯の形状から見てもトトロは草食動物ですよね？』と理由を説明し、ただ一人合格。

ここで大事だったのは”エンターテインメントをする人は、人が言っていることを鵜呑みにするだけでなく、考えることが重要”ということ。

当たり前の答え以外に違った見方を持てるかどうか、人と違った見方だけだとズレすぎてて理解不能になりがち。

カタヤブリ

ちょっと違うかもしれないけど型破りって言葉がある。

何事もまずはしっかりと基本の型を身につけることから始める。

そしていつかそれを超越していかなければならない。

型通りの人なら世の中にわんさかいて需要はいつも満たされてる。

型をやぶってオリジナルになるからこそ、そこに自分の居場所が生まれるんだよね。

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