今日の中3補講前に生徒たちと雑談していた。
全校生徒200人の学年1位が学年100番くらいの生徒3人の集団と学力テストで対決したらどっち勝つかなぁ?という内容。
たぶん学年1位が勝つ(笑)
なぜなら100番ぐらいの生徒がわからない問題はほぼ同じだから。
3人寄れば文殊の知恵と言うが、この場合当てはまらないだろう。
学校の勉強は知恵ではなく知識。
知ってるか知らないか、勉強してるかしていないかの問題。
しかも人間は集団で物事に取り組むとになると、とたんにパフォーマンスが落ちる。
綱引きで、1対1を100とした場合と2 対 2、3 対 3 と徐々に人数を増やして行く際、それぞれの 1 人当たりの力の入れ方を計測。
すると2 人の場合は 93、3 人では 85 と漸減、8 人で綱引きをした場合には 49 まで減少するそうだ。
人数が増えるほどに 1 人当たりのパフォーマンスが低下し、集団になるほど「他の人が何とかしてくれる」という心理が無意識のうちに働く「群集心理」が原因。
これを集団の損失という。
話が少し違うが「 集団で活動すると人は力を発揮するか?」というレポートでは、
集団の損失を防止するためには「メンバー間の情報の共有と集団活動の方向性の決定」が重要とある。
下の図を見るとテストの結果や成績などが多人数の場合成績を上げるポイントになっている。
各自が自分の位置や周りの状況を知るということがパフォーマンスをあげる要因ということ。
実は進学塾以外の塾では、この時期になっても受験生に模試や共通学力テストを受けさせてなく、生徒が自分の偏差値や実力を知らない場合が多い。
盲目的に勉強すると、結果モチベーションも上がらない。
やはり集団(授業)での活動ではオープンで適度な競争と高い目的意識が良い結果を生む。
一人一人が集団に埋もれず、自立心をもつことが大事だね。
図 情報を共有するメンバーの数が成績の予測に及ぼす影響
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