先日、よく勉強してる子と、「このまま東大とかいけや〜」とか話していたら
「そんなの行けませんよ〜。前の塾ではお前みたいなやつ絶対に東大に行けんとか言われました」と言ってきた。
アホな塾講師にそう言われて自分で壁を作ってしまったらしい。
まだ中学生に無理とか、お前なんか、なんて言う塾・・・最低だね。
お前(そう言った塾の先生)には無理かもしれんけど、この子達にはまだまだこれから可能性は十分ある。
もちろん国内にこだわる必要は無い。
興味と度胸があれば海外の名門大学も視野に入れていってもいいのだ。
ちなみに学部にこだわらなければ、今年度東大文1の第一段階選抜、すなわちセンター試験の点数での最低点は900点中203点。
足切りはなかった。
来年度から受験のシステムが変わるため浪人を避けたくて東大を回避した受験生が多かったという、今年ならではの事情があるにせよ以外と身近に東大合格は存在する。
中学生は何か雲の上の存在であるかのように扱うのではなく、自分を高めた先にリアルに東大があると感じて頑張ってもらいたいものだ。
今は昔よりも受験方法は色々ある。
周りの言葉に惑わされず、自分の人生なのだからよ〜く調べてもらいたい。
たとえば、先月発表された2016年度に行われる東大の初推薦入試がある。
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201407/2014072800592&g=soc
■法学部 …10人程度 (1) 在学中に執筆した論文で、志願者の問題発見能力・課題設定能力を証明するもの (2) 社会に貢献する活動の内容を具体的に証明する資料(表彰状、新聞記事等) (3) 留学経験など、志願者が異なる文化的背景や価値観への理解を有することを示す資料 (留学の事実を証明する資料、外国人との交流や支援活動を行ったことを示す第三者の推薦状など) (4) 国際通用性のある入学資格試験における優秀な成績を証明する資料(国際バカロレア、SATなど) (5) 外国語に関する語学力の証明書(TOEFL、英検、IELTS、TestDaF、DALF、HSKなど) ■経済学部 …10人程度 (1) 数学オリンピックなどの科学オリンピックで顕著な成績をあげたことを示すもの (2) 英語その他の外国語に関する語学力の試験(TOEFL、英検、IELTS、TestDaF、DALF、HSKなど)において 高得点を取ったことを示すもの (3) 全国レベルの大会・コンクールでの入賞記録 (4) 留学を含む様々な国際的活動で、その内容が第三者によって高く評価されたものについて、その詳細や 評価内容を記した文書(新聞記事など) ■文学部 …10人程度 (1) 在学中に執筆した論文・発表資料または「総合的な学習の時間」による成果 (2) 外国語に関する語学力の証明書(TOEFL、英検、IELTS、TestDaF、DALF、HSKなど) (3) 何らかの賞を受けた場合は、それを証明する資料 (4) 課外活動、ボランティアなどの社会貢献活動での成果を示す資料 ■教育学部 …5人程度 (1) 在学中に作成した論文、作品、発表の内容を示す資料等で、志願者の卓越した探求能力を示すもの。 (2) 上記(1)に関して、国際的もしくは全国的なコンクールやコンテストでの受賞歴、あるいは、学会の高校生セッション等での発表経験などがあれば、それを証明する資料
これだけの能力あれば普通に受験しても受かりそうな気がするのだが(笑)
また、これとは別に帰国子女枠ってのもある。
これは英語以外の言葉でも受験できる。
そして学力試験は文系は外国語を一般生と同じ時間帯に受け、理系は数学と理科(4科目のうち2科目)を受けます。従って、理系は文系と比べ若干学力試験の比重が大きくなっています。とはいえ、募集要項にも書いてありますが、「学力試験は、一般の選抜における試験問題と同じものを一定の範囲で課す。その成績は、入学後の学習に堪えうるか否かの判定の資料とするものであって、一般の選抜において合否判定の基準とされるのと同一の取り扱いを受けるものではない」とある。
そして面接となる。
実際に受けたことはないが、一般入試よりも少し簡単そうだ。
このため噂では政治家のご子息様などは帰国子女枠を使用することが多いらしい。
どんな方法をとるにせよ中学生には可能性は無限に広がっている。
もちろん落ちてるものではないので、無理とか言わず、目一杯勉強を楽しんで自分が満足できる大学でエンジョイしてもらいたいね!