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職人が好き

 昨日昼にテレビをつけると和風総本家をやっていた。

巨大な物をつくる仕事がテーマ

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作業員は細長いチューブ状のものを450の穴がある円錐型の台に差し込む。

チューブとチューブの間に僅かな隙間を均等に開けるために精密な調整が必要。

作業には10時間を要し、450本を並べ終えた。

仕上げに溶かした金属でチューブを一体化。

これ三菱重工業のロケットエンジンの噴出口。

別の部屋ではタービンマニホールドという高温高圧のガスが流れる製品に溶接を施していった。

溶接時に気圧や亀裂が入ると破断することがあり得るためしっかりと接合する必要がある。

この溶接もかなり特殊でかなりの熟練じゃないと難しい。

材質はレアメタルのニッケル合金。

溶接が非常に難しいことで有名な素材だ。

仕上がり時にはX線や内視鏡でチェックが行われる。

今まで原発の溶接が世の中で一番難しいと聞いていたが、これもまた凄い。

エンジンは5万点以上ものパーツで出来上がっているらしい。

こういうの見ると道を極めた職人の努力に頭が下がる。

 自分は職人が好き。

でも今の時代、職人の腕がモノの値段を上回ることのない悲しい時代。

技術立国日本弛まぬ努力を続ける技術者の努力で成り立っているんだけどな。

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 ちなみにこのような高等技術でも職人さんはだいたい高卒。

企業は採用後すぐに技能資格を学びながら職人をそだてる。

昔色々な職人さんに言われたが、職人は中卒からでもいい。

というか、始めるのは早ければ早いほど良いという。

歳をとってからでは技術が体に染み込まないのがその理由。

道を極める姿勢と体づくりが大事なのだ。

だからお子さんが職人の道を望むなら決断はお早めに。

世の中たくさんの職業に職人がいるけど、どの道も学歴よりも腕で稼ぐ技術力が大事だからね。

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