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やるならやらねば

  最近入塾した子が別の生徒と話していて放った一言。

「学校でOO(先生)にくっだらん実験やらされたわ。

あんな実験なんもおもろね~し。」

カッチーン。

速攻詰め寄り

「させられてとると思っとるうちは絶対勉強できるようにならんぞ、コラ!」

とこの後もくどくど説教(笑)

しかも学校の先生を呼び捨てなんて言語道断。

現状、社会になんの貢献もできない普通の中学生。

できることといえば、今に社会に出たとき役に立つ勉強しかない。

それをやらされてるなどと受動的に考えているのなら絶対に人として進歩はない。

 学生という立場は社会に出るまでの修業期間。

辛いこともたくさんある。

特に勉強は地道にやらないといけなかったり、結果がすぐにでなかったりするしね。

だけどそれも込みですべてのことを能動的にやってこそ楽しめるようになる。

親の手伝いをさせられることもなく、親に文句を言っても殴られたり怒鳴られもせず、欲しいものは苦労もせず与えられ、それを親も普通に思っているような環境。

彼にとっては小さいころから、勉強はやらされるものでつらいものと刷り込まれてきたのだろう。

学校で勉強をさせてもらえる、教えてもらえているということに対する感謝の念が一切ない。

「すいません…」

と謝っていたけど、謝るのはこっちじゃない。

そんな考え方がなければほんとはもっと成長できたであろう、彼自身の未来に対してなんだよね。

houwa51

 今日は今度の春に行われる教科書改訂の説明会に参加していた。

実は今度の改訂では内容はほとんど変わることがない。

ところが、各単元での踏み込み方が違う。

今までページの1/4くらいの隅っこにあった知識を深めようコーナー。

それがまるまる1ページ分に拡大。

できる子は是非やりましょう的なコーナーに大々的に作り変えられることになった。

逆に言えばやりたくない子はやらなくてもいいよ(その代わりあとでどうなっても知らないよ)と国が言っている。

当然、自ら進んで勉強に取り組んでいける子とそうでない子の差が思い切り広がるということ。

これを中1の最初からやられると、3年になったころにはもう取り返しのつかない差になる。

もっといえば、小学生のころからちゃんと勉強して、勉強するクセをつけないと中学生になった時に授業についていけない。

正直小学生3年生ごろから本格的に勝負は始まってるってこと。

 世の中に出るということは大なり小なり何かしらのプロになるということ。

例えばマラソンランナーになるとして、素人がいきなりフルマラソンを走れるわけがない。

何年もかけて体を鍛え、徐々に距離を伸ばし、タイムを削っていくはず。

中学3年生になってから全力でやればいいわ・・・でなんとかなる・・・。

なんてことがみんなに通用するものではないということを知ってもらいたい。

苦しいこともつらいことも結果がなかなかでないことも全部楽しめるようになるには自分から進んで取り組み、とことんまで突き詰め、継続し続ける必要がある。

その状況までいくにはそれなりに時間がかかる。

まずは心を入れ替えることが第一歩だね!

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