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カリスマ

 世の中カリスマと呼ばれる人は多い

そのカリスマの威光を少しでも拝めればとプライドを捨てる人はごまんといる。

もちろん塾・予備校業界にもカリスマと呼ばれる人たちがいる。

その人から教えて貰えば自分もすごく頭がよくなるんじゃないかと安易に考える人は多い

ほんとにそう?

輝いてるのは君じゃなくてカリスマの人だけだよ?

 カリスマからカリスマは生まれない。

自分の頭や心の中に自分以外のカリスマを置いてしまえば、ほとんどの人間はその人の言うことこそ正しいと考えるし、甘えるか思考停止に陥る。

大事なことは何をすればいいのか自分の頭でしっかり考えることなんじゃないの?

この前たまたま知り合った小学校の先生と少しだけ話した時に

「そちらの塾もカリスマで子供を引っ張ってくれるの?」って言われた。

とんでもない(笑)

話を聞くとその先生は子供に考えさせずにロボットのように部活や勉強をさせるのが好きらしい。

「部活は先生が強制するんじゃなくて、自分たちで考えてやるべきだっ」て言ったら

「お父さんの言うこと聞いちゃダメよ〜」ってうちの娘に言ってきた。

モンペ並みに頭がおかしい

モンティーか(笑)

 確かに最初は手ほどきをするし考え方を教えたりもする。

だけどそれも中学校まで。

高校はいかに自分で考えるかに重点を置いている。

だから英語でディベートもするし、授業も実践型。

自習メインだから授業も参加したい子や出来る子だけ参加してくれればいいと思ってる。

そんなスタイルだと教えて貰えないから意味がないと言ってやめていった子はこの前の夏までに何人もいた。

カリスマのお導きを口を開けて待ってる子には本当に申し訳ない(笑)

でもさすがに残ってる子たちはタフ。

 初めての自転車

初めて自転車に乗る子供には最初側車をつけて自分でどこでも行けるってことを知ってもらう。

それから側車がなくなり、おどおどしながら漕ぐんだけど、後ろからお父さんが荷台を支える。

会話なんてしながら夢中で漕いでるうちに結構なスピードが…

気づくといつのまにかお父さんはいない

「おとうさん、もう一人で乗れるよ〜!」って叫ぶ子供

そんなイメージ(笑)

支えてもらうのを当たり前、またはそれがないと前に進めない子供に育てたくない。

小学生のうちから自分で考える楽しさを知ることができれば世界は自分のもの。

 今回の大学受験

うまくいった子もいるし、思ったような結果にならなかった子達もいる。

今まで挫折を知らなかった子達だから落ち込みかたも半端ない。

でもこれは結構大きな経験であり大きな糧。

挫折を知らずにエリート街道を進んでは、失敗した人の気持ちには一生気づけないだろう。

もう一度立ち上がってリベンジを果たしたいと頑張るか、それとも別の道を行くか。

よ〜く考えて決めて欲しい。

 先日大学に合格した子が報告に来て

「先生のおかげです、本当ありがとうございます」と言ってきた。

ありがとうの言葉は頂くけど、俺たちのおかげではない。

もちろんそう言ってもらえるのは嬉しいけど、合格できたのは本人が頑張ったから。

高校3年間と受験で気づいたことをバネにこれからは自分の足で社会に歩き出す。

頑張った記憶のかけらを見たければいつでも来て欲しい。

高校卒業おめでとう。

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